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教育機関としての大学

教育機関としての大学 序文

 「あなたが望む大学とは何ですか?」
 51%。この数字は、平成23年度、高等学校の卒業生が大学学部へ進んだ割合である。文部科学省の学校基本調査によると、平成23年度の大学(学部)進学率は51.0%と、平成2年度から一貫して増加し続け、20年前の水準である25.5%と比べるとほぼ倍増している。中等教育機関である高校の卒業生はほぼ半分が大学へ進学する計算になるが、このような状況やグローバル化などを背景に、大学を取り巻く環境は大きく変化し、高等教育機関である大学が教えるべきこと、姿について多くの議論がなされている。大学は研究機関とともに教育機関としての側面が注目されようになっているのだ。
 文部科学省が2017年度までに進める「大学改革実行プラン」を策定し、「各大学には全学部のミッション(設置目的)を自ら再定義し、強みを生かす体制を考えてほしい」と呼びかけたことは象徴的である。「大学はどのような姿であるべきか」。我々はその問いに対して、我々が学ぶ早稲田大学自身が、そして学生がどのように答えているのかを取材し、全4回の連載記事でそれらを紹介する。
 「大学はどのような姿であるべきか」、その問いについて考える材料の一部になれば幸いである。(松本哲弥)



  • 第1回 大学教育の変革の渦中で~早大政治経済学部の考える教育と改革~ 松本哲弥


  • 第2回 大学生は大学教育が将来の仕事に役立つことを期待している 亀山剛貴


  • 第3回 リベラルアーツは魅力的か 三重野智子


  • 第4回 リベラルアーツ教育は時代にマッチしているのか 真下信幸




  • ゼミジャーナル vol.2

    ゼミジャーナル vol.1

    シリーズ・記者インタビュー2010

    シリーズ・放送人インタビュー2011