2011年1月
「記者インタビュー2010」によせて 土屋礼子
昨2010年に土屋ゼミ第一期生の3年生17名は、「ジャーナリスト・メディア関係者個人史聞き取り調査プロジェクト」と題して、新聞記者やメディア企業の幹部として活躍された七十才以上のOBの方々に、二人一組で聞き取り調査を行った。
それぞれの方が具体的にどのような仕事をどのようにすすめられてきたのか、また日本のジャーナリズムやメディアについてどう考えてきたかなどを中心にお話を伺い、ライフヒストリー(個人史)として記録するこのプロジェクトは、昨年が第一年目である。
このゼミ・ジャーナルにはその成果として、インタビュー協力者の承諾を得た上で要旨のみを掲載した。さらに興味のある方は、年度末に刊行予定の報告書を読んで頂ければと思う。このプロジェクトは今後数年間継続して、総計百名以上の方々に聞き取り調査を行いたいと考えている。その記録は、戦後日本のジャーナリズムの歴史を語る貴重な証言となるだろうと期待している。